2016年04月29日

書評『吉ゆうそうの英文読解 解テク101』

Scientific American をもっとしっかりと読むために、その3。

短文系英文解釈:
吉ゆうそうの英文読解 解テク101吉ゆうそう おすすめ度★★★★☆

まずなによりも、一文一文を正確に読むことが大切だと考えています。大学受験レベルでは不明点がないように! 受験参考書(英文解釈)のなかでは無名ですが、吉ゆうそう先生のファンなので読んでみました。

【取り組み方】
「例題(短いものが101)」を3周+アルファ(不安なところは、不安がなくなるまで何回でも復習)。
※初見で「構文」にひっかかったのは、101の解テクのうち7〜8か所くらいかな?
※もちろん、解テク以外の部分の語彙などを含めれば、もっとたくさん(80か所以上?)ありました。

【よいと思うところ】
●例題のはじめに「解テク(=標語みたいなもの)」があり、その例題でみにつけるべきポイントがよくわかる(←『ポレポレ』にはない!)。
●例題中に下線がひいてあり、ポイントとなる文がどれなのかがよくわかる(←『ポレポレ』にはない!)。
●例題の難易度がほぼ一定(←『ポレポレ』は難易の上下が激しい!)。
●(和訳以外に)すべての下線部に Diagram(構文の図解)があり、自分の構文理解が正しいかどうかを確認できる。(←『ポレポレ』にもときどき図解はあるが、私にはわかりづらい。結局、和訳で確認することになる。)
●音声つき!
●(ポイントを復習するための)暗唱用例文つき!

【悪いと思うところ】
●『ポレポレ』の50題とくらべると、101題はやはり時間がかかる。
●……とはいえ、すべての重要事項や基本事項を網羅してはいない

【結論】
『ポレポレ英文読解プロセス50』とくらべると、薄さ以外のあらゆる点でまさっていると思います。ただし、網羅性はないので、より基本的な本をすませたあとの、2冊目以降としてオススメしておきます。時間とやる気のある方には、やはりビジュアル英文解釈基礎英文問題精講などがいいでしょうね。

※短文暗唱(や瞬間英作文)用には、おなじく吉ゆうそう先生の『入試英語最重要構文540』は隠れた名著といわれています(いま別の本にとりくんでいるので、私はまだ覚えていませんが……)。
※一文一文をすばやく正確に理解できるようになるためには、いわゆる英文解釈だけでは足りなくて、短文暗唱(や瞬間英作文)とか、やさしい本の多読が有効な気がするんですよね。もちろん、長文の暗唱でもいいんでしょうが。
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2016年02月26日

An Interim Report

『ポレポレ』の3周目がおわりました。あとは自信のないところだけを、何度か復習します。というわけで、Scientific American をもっと正確に読むための「読解ローラー作戦」は、本日から次の本へ。

吉ゆうそうの英文読解 解テク101の1周目、1日で半分(50/101)まできました。不明な単語もそれほど多くはないし、大学受験生だったときと比べると、おそらく読む速さが数倍〜5倍くらいになっていると思います。まだ途中ですけど……、私がゆうにゃん(=吉ゆうそう先生)の大ファンであることを差し引いても、『ポレポレ』より上なのは99%まちがいないです。どうしてこんなに無名(失礼!)なんでしょうね。

私が英語学習をつづけていることと、私の学習方針は、ゆうにゃんの2冊
英語超独学法―秘中の秘34のノウハウ
地上最強の受験英語
の影響が絶大です。「読解ローラー作戦」のやり方は『地上最強の受験英語』で知りました。

※参考書をいっぱい買ってしまったんで、評論家になれるかも……。
 (ただし、最低2周はしないと、その本を的確に評価できないと思っています。)
※むずかしい素材の精読(英文解釈)だけだと学習のパランスが悪いので、
 やさしい素材のシャドーイング・暗唱なども並行してやっています!
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2016年02月22日

書評『ポレポレ英文読解プロセス50』

Scientific American をもっとしっかりと読むために、その2。

短文系英文解釈:
『ポレポレ英文読解プロセス50』西きょうじ おすすめ度★★★☆☆

『英文読解入門 基本はここだ!』とともに、受験参考書(英文解釈)のなかでは、もっとも有名な本のひとつでしょう。2冊で1セットと考えて、読んでみました。

【取り組み方】
「例題(短いものが50)」を3周+アルファ(不安のあるところだけは、もう少し復習する)。

【よいと思うところ】
薄いので、すぐ読み終わる。がんばれば2〜3日で1周できる。
●その結果、きわめて挫折しにくい

【悪いと思うところ】
●「やさしいもの→むずかしいもの」の順には、ならんでいない
 ※とくに「ライオンマーク」はかなりの難問で、『基本はここだ!』だけでは歯がたたない。
網羅性はない(←薄いこととは両立しない)。
●『基本はここだ!』とあわせても、到達点はさほど高くない(←『ビジュアル英文解釈』『基礎英文問題精講』などとくらべて)。
●(私には)解説がわかりにくい(←『吉ゆうそうの英文読解 解テク101』などとくらべて)。

【結論】
薄いことが最大の特長で、「できるだけお手軽にすませたい人」むけです。時間とやる気のある方には、この本のかわりにビジュアル英文解釈または基礎英文問題精講できれば両方とも!)をオススメしておきます。
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2016年02月15日

書評『英文読解入門 基本はここだ!』

Scientific American をもっとしっかりと読むために、その1。

短文系英文解釈:
『英文読解入門 基本はここだ!』西きょうじ おすすめ度★★★☆☆

受験参考書(英文解釈)のなかでは、もっとも簡単だときいたので、とりあえず読んでみました。9割以上は知っていることばかりでしたが……。逆にいえば、知らない(うろおぼえとか忘れている)ことも、それなりにあったということですね。

【取り組み方】
「例題(ごく短いものが50)」と「Let's try(例題の補足)」のみを
3周+アルファ(うろおぼえのところだけは、もう少し復習する)。

【よいと思うところ】
薄いので、すぐ読み終わる。すぐ読み終わるので、繰り返せる。
●じつは、JRC(Scientific American)で話題になった難所についても、多くは記述がある!
(例)さまざまな比較表現(so much as とか couldn't be better)、挿入など。

【悪いと思うところ】
●たしかに理解はできるが、トレーニングしにくいので、身につけるまでには至らない
(例)音声つきで例文を聞いたり、暗唱したりするなどの工夫はない。
●(筆者がつくったと思われる)不自然な例文が多いので、そもそも覚える気にならない
 ※一方、『和文英訳の修業』の500例文には、筆者がつくったものは一つもないらしい。
●「基本」というわりには意外とむずかしく、英語が不得意な人には無理と思われる部分が多い。
●筆者がいう「(受験英語の)基本」と、ネイティブの考える基本には、ズレがあると思われる。
(例)英語は日本語よりも「時」と「数」にうるさいが、時制や数についての記述は、この本にはない。

【結論】
可もなく、不可もなくという印象です。
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