2015年11月08日

リーディングについて(補足)

小学生から高校生までに日本語のリーディングやライティングを教えているんですが……。読解のばあい、その生徒が設問に正解したかどうかはあまり重視していません。その代わりに、
・いったいこの文章は、何についての話だったのか?(メインテーマ)
・筆者はそれについて何を主張しているのか?(メインアイデア)
・その理由は?
・(キーワードになっている)○○ってどういうこと?
・(たしかに筆者はそう書いているけど)やさしい言葉で言い換えると?
……などについて、いつも「できるだけ簡潔に答えてほしい」といっています。設問に正解できる生徒はいても、こうした質問に答えられる生徒はほとんどいません。つまり、テストで点をとれる生徒はいても、「読めている」生徒はめったにいないんです。

国語の入試問題は、
・ほとんどの筆者は(英語を学ぶ人からみると)ライティング技術がとても低い。
 たとえば、TOEFL ならほとんど点がとれないような構成やサポート。
・(出題者の不備が疑われるような)悩ましい設問も多い。
 たとえば、IELTS なら "Not Given" になるような部分について問うなど。
以上の理由で、安定して国語で高得点をとるのはむずかしいです。それと比べると、たいていの英語の読解試験は、単語と文法の壁さえクリアできれば、そして「読む力」さえあれば、設問に答えるのはずっと簡単だという印象です。
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2015年11月07日

リーディングについて

ここしばらく考えていた、リーディングについてのアドバイスを書こうかと思っていたのですが……。ほとんどおなじことを、私よりも実力が上の人がすでに書いておられたので、やめておきます。
「日本人が重視しがちな語彙、軽視しがちな文意。」
by 英語好き さん
※今後は TOEIC でもこの種の能力が必要となるようですね。
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2015年11月01日

長文読解って……

職業がら(I teach Japanese, science, and math.)、
つねひごろから気になっているのですが、
長文読解って……単語と文法(あるいは構文)
さえわかれば、できるんでしょうか?

ちがいますよね。
「文章全体の構成を読み取る力」
が、めちゃくちゃ重要だと思います。
あとは背景知識とかもおおいに関係ありそうです。

では、どうすればその力をつけられるのか?
That is the question.

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2015年10月01日

読み比べ選手権(?)

英語の試験には出そうにない本の「読み比べ選手権(?)」をひとりで開催中です。
1. "Bushido - The Soul of Japan" by Inazo Nitobe + 『武士道』
2. "Representative Men of Japan" by Kanzo Uchimura + 『代表的日本人』
3. "The Book of Tea" by Tenshin Okakura + 『茶の本』
※英文はすべてIBC版。文字が大きくて、目の悪い私にはありがたい。語注もあり。
※和訳はすべて岩波文庫版。

まだ、"Bushido" の精読中ですが、内容的(東西の歴史や文学の知識!)にも英文構造的にも、ふつうに英検1級の長文より難しいと思います。いきなり英語版では私には厳しいため、前もって日本語版を3回読みました。日本語版ですら、そんなに簡単ではありません。ただし、スゴイ本であることは間違いないです。

よく知りませんが、こういう文章はもう大学入試には出ないんですかね? 出たとしても、ほとんどの受験生には理解不能な気がしますけど。
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2015年08月26日

パラグラフ・リーディング

ある子どもから聞いたんですが、国語の授業でパラグラフ・リーディングを教えている先生がいるらしいです。

ところで、日本語でパラグラフ・リーディングってできるんでしょうか?
私はできないと思います。パラグラフ・リーディングができるのは、パラグラフ・ライティングされた文章だけだからです。日本語で書かれた文章で、パラグラフ・ライティングされたものはほとんど見たことがありません。少なくとも、国語のテストにだされるような文章(いわゆる評論文)では、まだ一度も見たことがないです。新聞のコラムはもちろん、社説にもありません。
したがって、国語でパラグラフ・リーディングを勉強するためのよい参考書・問題集は、私は知りません。

英語だったら、おそらく大学受験用のパラグラフ・リーディングの参考書よりも、アメリカの小学生用とかESL用のライティングの参考書がよいと思います。自分が書けるようになれば、読めるようになるはずだからです。
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