2019年12月20日

小論文チャレンジ05-2

「過去」、「現在」、「未来」、の3つの言葉を、それぞれ、他の言葉で言い換えなさい。そして、なぜその言葉で言い換えたのか、その理由を述べなさい。(600字以上800字以内)
(京都工芸繊維大学 工芸科学部 設計工学域 デザイン工学課程)

京都工芸繊維大学 工芸科学部 website より:
(工芸科学部は)幅広い教養と高い倫理性を有し、自らの構想力と遂行力によって、21世紀の産業、社会、文化に貢献できる理工科系専門技術者を養成することを目的として設置されています。

Version 2
 「過去」「現在」「未来」という3つの言葉を、私は地球や宇宙の歴史のスケールで考えてみたい。そこで私は3つをそれぞれ、「タイプ0文明」「タイプ1文明への移行」「タイプ2文明への移行」と言い換える。なぜなら、天文学者が考えたこのスケールが、最もよく人類の文明の発展度合いを表しているからである。

 まず「タイプ0文明」とは、自然をまったくコントロールできていない、文明以前の状態である。かつての人類、つまりの「過去」の人類は、自然の恵みに頼って生きる狩猟採集の生活をしていた。コムギやコメなどの栽培をはじめ、家畜を飼いならすようになって、少しずつ自然をコントロールできるようになってきた。

 次に「タイプ1文明」とは、惑星レベルのエネルギーをコントロールできるようになった状態である。科学・技術は急速に発展しているものの、人類はまだそのレベルには達しておらず、気候の変動や地震・火山活動を制御することはできない。したがって、「現在」は「タイプ1文明への移行」をしつつある時期だと言える。

 最後に「タイプ2文明」とは、恒星の間を行き来できるレベルになった状態である。たとえ人類が無事にタイプ1文明への移行ができたとしても、天然資源の枯渇や人口の増加によって、いずれ地球に住み続けることはできなくなる。「未来」に人類が存続するためには、「タイプ2文明への移行」を達成し、地球を脱出して他の太陽系を探さなくてはいけない。かりに「タイプ1文明への移行」やその後の「タイプ2文明への移行」に失敗した場合、「未来」に人類が存在していない可能性もある。

 以上のように、地球や宇宙の歴史のスケールから見ると、「過去」「現在」「未来」という言葉を「タイプ0文明」「タイプ1文明への移行」「タイプ2文明への移行」で置き換えることができると私は考える。
(約780字)


posted by a cat at 21:47| Comment(0) | 日本語小論文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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