2016年08月18日

書評『英文解釈の技術 100』(追記あり)

ひとり Virtual Summer Vacation 課題。
Scientific AmericanNational Geographic をもっとしっかりと読むために、その6。

短文系英文解釈:
英文解釈の技術 100』杉野 隆、桑原 信淑  おすすめ度★★★☆☆

さて、地味な印象の『英文解釈の技術』シリーズの3冊目。レベルは上がってきました。『ポレポレ』のライオンマークとおなじ問題もチラホラ。現状の私にとってむずかしかったのは、10問くらい。……ですがやはり、ぱっとした印象がないですね。一応すみずみまで復習はいたしますけれど。

【取り組み方】
とりあえず「例題(短いもの100問)」を3周+アルファ。はじめの3周は全例題の全文について、構文・単語・その他に疑問点がないかチェック。すこしでも疑問点があれば、下線をひいて「要復習」のマークをつける。解答例に疑問があるばあい、単語は英英辞典で確認する。
※4周目からは「要復習」の問題だけ。
※短期記憶にならないよう、4周目からは日をあけて取り組む。
※「演習問題(おなじく100問)」には取り組まない。
※「要復習」の問題がなくなったら、次の本へ。

【よいと思うところ】
●レイアウトが一定で、見やすい。
●『ポレポレ』よりも例題の1題が短いので、むずかしいわりに、例題だけならわりと短時間で1周できる。
●音声つき!

【悪いと思うところ】
●著者の個性が感じられない
●よって、解説が印象にのこりにくい(印象にのこそうという工夫がみられない)。
●例題の見出しに「○○は〜と訳せ」などと書いてあって、その例題で考えるべきポイントが、ネタバレしているところが、たびたびある。
●シリーズ全体に言えるが、(構造ではなく)単語の和訳が素人っぽくて、かなり不自然なものがめだつ。
(例)80番:「金は……打ち延ばして1枚の薄板にすることができ、また、光が通り抜けるほど薄くなる。」
どう考えても、板のわけはなくて「金箔」のことだよね?
品詞分解や構造分析以外についての解説が(ほとんど)ない。
(追記)一方、『英文読解の原則 125』のなかには、「セミコロン;の意味」「where が対比を示すことがある」「同一表現を反復せず言い換える」「抽象から具体へ」のような原則もある。じっさいに英文雑誌を読むためには、こういう点も大切だと思う。

【結論】
可もなく、不可もなくという印象です。英文雑誌を読むための本とは、ちょっと違うような……。にたような本なら、『英文読解の原則 125』がいちばん勉強になった気がするにゃー。

(追記)ここまでは大学受験向けの英文解釈参考書(短文系)に取り組んでおりまして、納得できるまでもう少しつづけます。ただやはり、(英文雑誌を読むためには)単語と文法・構文を理解するだけでは足りません(=パラグラフ構成や筆者の意図などをつかむことが必要)。なので、別の角度から解説した本が必要でしょう。大学受験向けの英文解釈参考書(長文系)とか、実用向けの英文解釈参考書、解説のくわしい対訳本あたりかな? 
とうぜん並行して、Deliberate Learning(意図的な学習)とは無関係に、英文雑誌や書籍をどんどん読みすすめていきます。最近気にいっているのは、このシリーズ ↓ National Geographic Special Issues あまりむずかしくないので、とりあえず10冊(1000ページ)くらいは読みたいところです。
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posted by a cat at 19:00| Comment(0) | Book Reviews | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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