2016年06月09日

リーディング革命 JRC-SA の衝撃!(完結編)

『プロジェクトX 〜挑戦者たち〜』
リーディング革命 JRC-SA の衝撃!


JunReadingClub-Scientific American(通称 JRC-SA)がスタートして半年あまり。いま振り返ってみて、昨年11月の第1回のセッション。たいへん失礼ながら(大丈夫かこれ?)と思った。(オレが教えてあげないと、SA を読んで楽しむなんて、とうてい無理だろう)と。その結果の「怖い」「偉そう」「上から目線」。これが「にゃんこ劇場」のはじまりだった。
(※ここで、↓ 下の音楽をスタートしてください。)

TOEIC はもちろん、TOEFL よりもハードな SA だった。メンバーはみな超多忙な社会人。仕事や家庭その他の事情で、準備にかけられる時間は限られていた。でもじつをいうと、テストの点数だとか、英語力が高いとか低いとか、背景知識のあるなしなんて、ぜんぜん気にしていなかった。

「学習の姿勢」こそが大切だった。根底にそれさえあれば、初歩的な質問に答えるときでも、逆に、僕の意見が完全否定されるときでも、からんでもらえるのがうれしかった。

とはいえ、言いたいことの半分、いや3分の1すら伝えることができていなかった。他のメンバーとの温度差に苦しんだ。すべてが空回りをしているような気がした。……そして、ある日とうとう完全に自信を喪失した。どうすればいいのか、わからなくなった……



……ところが、そんなときだった。ひとり、そしてまたひとり。……次々とメンバーの学習姿勢が変わってきた。ワーキングママはセッション前の僕とのやりとりから、なんとか疑問点を解決しようとした。これが僕からメンバー全員にむけた、のちの「にゃんこチェック」である。影の番長は恥ずかしがらずに、不明点をはっきり質問してくれるようになった。かけだしの翻訳者は、資料の提供やセッションでの発言が目に見えて増えてきた。ひかえめな好青年も、専門分野の豊富な知識を伝えてくれるようになった。ある実力者は、セッションに参加できないときにも、チャットで僕と意見をたたかわせた。「あの男」は時間をつくるために、引っ越しまでも決意した。新たに加入したメンバーたちも、JRC-SA 独特の、お互いの知識や疑問点を共有する学習システムに、目をみはった。

当初からのメンバーのなかに、英語力の面から特別に心配だった人がいた。……しかしその人は、ただひたすら、僕のいうことをなんでも素直に吸収しようとした。忙しいなか、いつもギリギリまでねばって予習に取り組んだ。……そしてあるとき、ついにセッションのなかで僕の誤訳を指摘した。メンバー全員がおどろいた。またあるときは、僕に代わって段落の流れを解説してくれた。勇気をもって、僕にチャレンジしつづけてくれた。そのあまりの成長ぶりに、思わず、僕の「一番弟子」とよびたくなった……。

振り返って、本日(6/9)のセッション。あの頼りなかった第1回のメンバーたちは、もうここにはいなかった。超多忙な社会人学習者の集団が、頼もしく変貌をとげつつあった。もはや単なるひとり芝居の「にゃんこ劇場」ではなくなっていた。

JRC-SA の goal を、僕は勝手に「リーディング革命」となづけている。具体的な内容はまだいえないのだが、その実現こそが僕の最大の目標だ。そう遠くない将来、きっとその日がくる。そして、それまで僕は、全力で走りつづける……

最後に Jun さん。そしてみなさん。いつまでも子どもみたいなこんな僕に、いつもチャンスを与えてくれて、本当にありがとうございます。(完)
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(追記)
この記事をアップする直前、JRC-SA のセッションにおきまして、BGM つきで生発表させていただきました。素晴らしいメンバーの方々、その場でみなさまからいただいた暖かいコメントの数々は、かけがえのない私の宝物です。ありがとうございました!
posted by a cat at 23:59| Comment(8) | Reading | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする